南郷通り子ども歯科

医療法人社団 岩寺小児歯科医院

診療について

南郷通り子ども歯科

「話して・見せて・行う」治療の練習

子どもの患者さんの治療が始まる前には、かならず治療の練習をします。
どんな練習をするのかというと、たとえばバキュームという機械は、つばや水を吸い込む機械ですが、いきなり口元に持っていってつばを吸おうとしても、音がうるさく何をされるか不安で子どもはびっくりしてしまいます。
それで子どもにはまず、「掃除機って知ってる?お母さんが掃除をする時に使う、大きな音がする機械だよ。今からお口の中にも掃除機さんを使って、口の中のつばやごみをとるけど、何も怖くわないからね。掃除機と同じで大きな音がするけど、何にも痛くないよ」と話しておいて、それからバキュームを持ち上げ、「ほら、大きな音がするけど、何も怖くわないからね。」と子どもにバキュームをよく見せながら、まずは私の手やほっぺをバキュームで吸って見せて、それから怖がっている子どもの手にバキュームを持っていき、手を吸いながら「どう、大丈夫でしょう。」と子どもの反応をよく見ながら、ほっぺ、口のまわり、そして口の中へと少しずつ近づけていくのです。 話して・見せて・行っていくことで、子どもの恐怖心は徐々にとれていき、子どもはバキュームという物は大きな音がするけど、怖くはないし痛くもないということを学習していきます。
必ず治療を行う前に、一つひとつのことを話して・見せて・行うという方法を用いることで、子どもは安心して治療に立ち向かっていけるのです。
治療を始める前には、お話し好きの子どもには、まず最初に少し話を聞いてあげてから、質問好きの子どもには、少し質問に答えてあげてから、自信がなくおとなしそうな子どもには、いろいろと褒めてあげてから、こちらの話が聞けるようになってから、話して・見せて・行っていくと子ども達も少し協力的になってくれるようです。

泣いていますか?笑っていますか?

南郷通り子ども歯科

 小児歯科の診療室は、とてもにぎやかです。泣いている子がいれば、一生懸命に話をしている子もいます。暴れる子、騒ぐ子、口を開こうとしない子等、様々です。そのような子ども達に、頑張ってもらい診療を受けさせようとしている衛生士さん達の声も聞こえてきます。 子ども達に進んで診療を受けてもらうためには、なぜむし歯の治療をしなくてはいけないのか、どうして予防処置が必要なのかを、まずお母さんに良く知ってもらい、お母さんから子どもに上手にそのことを話していただきます。もちろん診療の前に、私達からも繰り返し子どもに治療や予防の必要性を説明し、子ども自身がむし歯を治したい、むし歯にならないようにしたいと心から思うようになってほしいと願っています。このことがうまくいけば、後はとても簡単に診療が進んでいきます。 しかし、話がわかってもできない時期もありますし、話を聞いてくれない子もいます。こういう子ども達には、いくら上手に取り扱おうとしても、逆にそのことが負担になる場合があります。こういう子ども達の場合は、診療中ほとんどずっと泣き続けています。しかし、泣くことは悪いことなのでしょうか。そうではないようなのです。子どもにとって泣くことは、自分の感情を表現していることなので、精神的には発散され良いことなのだそうです。 今の子ども達は、親の勝手で泣かないように騒がないようにさせられている場合が多いそうです。小さな赤ちゃんは泣くのが仕事です。泣くことが運動であり、精神を安定させます。大人でも、悲しい映画を観て泣くのを我慢するとストレスが溜まるそうです。泣いている子のそばにいる人は、泣いている時間がとても長く感じますが、泣いている子ども自身は一生懸命泣いているので、本人にとっては我慢している時よりもずっと時間が短く感じるそうです。 良く泣いてくれた子ども達は、診療が終わると意外とすっきりとした様子で帰っていくことが多いようです。もちろん診療を頑張ってくれたのですから、私達からもたくさん褒めてあげて、お母さんにもたくさん褒めてもらいます。子供が頑張り、親がそれを褒めていく、そのようなことが今の子ども達にはとても大切なことだと思います。そして、その子がいつか、自分の歯が治ったことを理解し、白い歯を出して笑ってくれるようになった時、それが大きな喜びとなります。その子ども達の喜びの笑顔が、そしてお母さん達の笑顔が、私達にとって、とても大切な宝物なのです。
あなたは最近、泣いていますか? 笑っていますか?
たくさん泣いて、たくさん笑える人生であればと願っています。

無痛治療について

無痛治療とは、痛くない治療のことです。痛くない治療をするためには、麻酔をして、感覚をなくして治療をすることになります。
でも、麻酔をするのが痛いのではないかと思ってしまいます。麻酔は注射で行ないますが、大人よりも子供のほうが実は痛くないのです。なぜなら、子供の骨は粗雑で麻酔液がしみ込んでいきやすいため、効きやすくあまり痛くはありません。
どのようにするかというと、まず、表面麻酔を行ないます。これで針を刺す時の痛みはほとんどなくなります。その後、針を刺し麻酔液を入れていきますが、この時少し圧がかかり少し痛みを感じますが、一瞬で麻酔液が効き始め感覚がなくなっていきますので、子供の場合はほとんど痛くはありません。子供の骨は大人に比べ、穴ぽこだらけの骨なので、麻酔液もしみ込みやすく効きが良いのです。 もちろん、注射器は見せません。「むし歯さんを眠らせる薬を付けるよ」と言って、表面麻酔を見せてから皮膚の表面につけ、その後、続けてその場所に局所麻酔(注射麻酔)をすれば注射を見せずに行なえます。麻酔が効けば、後は何も痛くはありません。むし歯さんの眠っているうちにむし歯さんをやっつければ良いので、ほとんどこわからずに痛くなく治療が進みます。 ただ、麻酔が効いている時間(2~3時間)は感覚がなくなりますので、咬んだり引っかいたりするとその時は痛くありませんが、唇や皮膚に傷ができ痛い思いをして歯科医院が嫌いになる子供もいますので、触ったり咬んだりやけどしないように気を付ける必要があります。注意してあげて下さい。
昔は、痛い思いをしてむし歯を治して、「こんなに痛いのなら、これからは絶対むし歯をつくらないぞ」と考えたそうですが、今はやはり治療は痛くないほうが喜ばれるようです。

歯並び・噛み合わせ矯正

食べ物をよく噛むということは、単に食べ物を細かくするだけではありません。よく噛むことで唾液がたくさん出てきます。唾液には殺菌作用があり、体の抵抗力をつける酵素も含まれており、消化吸収も良くなります。また、口の中を自然にきれいにしてくれ、むし歯や歯周病の予防にもなります。唾液には味覚を敏感にする働きもあり、薄味のものを良く噛んで食べることで食べ物の微妙な味がわかるようになります。また、よく噛むことによりあごの骨も成長するので、噛めない・噛まない子は歯並びや咬み合わせも悪くなります。 よく噛むことにより、肥満を予防し、大脳の働きを良くし、集中力も高めて情緒の安定をもたらすことにもなりますので、よく噛む習慣を身につけましょう。また、食事をする姿勢も大切です。足がきちんと床に着いているでしょうか?宙ぶらりだと力が入らず噛む力があまり出ません。浮いている場合は椅子を調整するか、足の下に座布団などを入れる工夫をしてください。足が床に着いていると、力を入れやすく、よく噛むことができます。
歯並びや噛み合わせ(受け口など)が悪いお子さまはお気軽にご相談ください。

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TLE:011-827-5818




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